ガルフストリーム BMWブログ

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転校生が言った これが殺人ブランコだ!

2007年01月19日

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私が生まれ育った町は田舎です。ですから同級生は幼稚園から中学まで、ずっと同じメンバーでした。

そんなところに来る転校生は、非常に大変でした。

格好の興味の対象に一瞬にしてなってしまうわけです。

生まれ育った場所は製造工場が多く、年に何人かの転校生が来ました。

先生からの紹介が終わり休み時間になると、その子の周りは人だかりになり質問攻めに合うんです。

そんな場面でハキハキと答える子は、すぐに仲間として打ち解けられるんですが、モジモジした子や喋れない子は、からかいの対象になってしまいます。

転校して来た子に、名前を聞いても「知らん」としか答えません。

そこで私は、その子のあだなを「シラン」と付けてしまいました。

彼は中学を卒業するまで、みんなにシランと呼ばれてました。

本当に申し訳ありませんでした。深く反省しております。

そんな シラン が転校してしてきたのは小学3年生の時でした。

口数少なく目立たない彼を、みんなで、からかってました。

本当に子供は残酷です。ところがある日、彼は突然我々のヒーローになりました。

昼休みにブランコで遊んでる時、彼が急にブランコに乗り、ものすごい勢いでブランコを振るんです。

あのおとなしい子が、いったいどうしたんだろう?とみんなが注目する中。

なんと座ってるお尻を滑らせてブランコの板に背中を付ける格好をしたかと思うと、最大に上に上がった時に足をチェーンに引っ掛けて反対向きでブランコが手前に来た時、後ろ向きで一回転して飛び降りたんです。

一同目が点です。何じゃ今のは?全員仰天です!

走り去る彼をみんなで追いかけ聞きました!

あれは何だ!!

振り返りざま彼は言いました。「殺人ブランコ」!

教えてくれと言った者が半分。怖いからヤダと言った者が半分。

もちろん私は前者でした。それからの昼休みはブランコ一筋。

絶対にマスターしてやるぞと毎日チャレンジしました。

本当に恐怖と戦う日々でした。

先に出来る奴の方が多くなり、あせりの日々でした。

やめようかと何回も思いました。

でも憧れが消えません。

そしてとうとう出来た日は、表現出来ないほど感動しました。やったぜ~!

今ドリフトにチャレンジしてるのは、このブランコと全く同じなんです。憧れなんです。

YZサーキットの1コーナーを100km以上のスピードで車を横に向け白煙を上げながら、まるで車が横滑りしながら飛んでいく姿を初めて見た時。

俺もやりたい!と真剣に思ってしまいました。

怖いよりも、やってみたい!そんな気持ちが勝ってしまい今も奮闘しています。

でも本当は怖いものは怖いんですよね~!

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Posted at 2007/01/19 17:13:34コメント(0)

オレンジウルフ ECDキット セッティングのお話

ダンパー開発に最も重要なのは、フリクションが少なく剛性が高く、精度が高い素性の良いダンパーを用いることです。

もともとフリクションが発生しているようなダンパーを開発しても当然良い結果は出ませんから。

オレンジウルフのオリジナルサスペンションは元々フリクションが少なく最適なモデルでした。

そのため開発もスムーズに進めることができました。

ところが市販品でフリクションの問題にまで行き届いた製品は実はあるようであまりないんです。

また市販品モデルでは減衰の波形を基本的にクルマのジオメトリーに合わせているだけの製品がほとんどです。

ところが僕は、あくまでも一般の方が色々な条件で使用する事、様々なドライビングをすることを考えた上で誰もが乗りやすい仕上がりになるように減衰力波形を決めていきます。

市販品状態でもドライバーがプロフェッショナルの場合には乗りこなしてしまうのですが、一般の方が乗った時に曲がらない、不安定などの現象になりがちだからです。

さらにストリートでの快適性も考えますと凸凹を通過する時に強い衝撃を受ける場合、減衰力が弱い事とバンプラバーのセッティングが出来ていないことが殆どですので、車とタイヤの剛性に合わせた減衰特性に出来るかがポイントになります。

タイヤは縦にストロークする、ダンパーもストロークする。

この時バラバラのストロークでは違和感のある乗り心地になりますので、そこをうまくセッティングしました。

しかし全ての路面から伝わる衝撃をなくすことは不可能ですし、タイヤもいろんなタイヤを履くことも想定していますので、減衰40段調整で合わせることが出来る様に全域で調整できるダンパーの減衰特性に致しました。

また減衰力を高めていくお話について、逆になぜ乗り心地が悪くならないのですか?

という質問に対し、このような回答を頂きました。

「基本的にスプリングは動き出せばずっと動いてますから、これにより段差での衝撃は多く感じません。

ところが、このスプリングの動きを抑制しているのはダンパーです。

もしこのダンパーがスプリングの揺れを抑える働きをしている中、極端な話ダンパーが止まるような動き(フリクション)をしたら、そこには大きな衝撃が発生します。

そのため減衰が強い=乗り心地が悪化するのではなく、あくまでもフリクションの問題なんです。」

との明確なお答えを頂きました。

皆様何かのご参考にして頂ければです。

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Posted at 0201/11/28 17:16:16コメント(0)

BMW アルピナ E92 B3 ATF全量交換

東京よりお越し頂きましたBMW アルピナ E92 B3のお客様ですが、走行距離5万キロを迎えられ、ATF交換でのネット検索にてお越し頂けました。誠にありがとうございます。

交換後は変速がスムーズとなり気持ちが良いです!とのご感想を頂きましたので安心致しました。東京から時間とお金を掛けて来て下さる訳ですので、良い結果を出さない事には申し訳ありませんので、いつもながら緊張の中作業させて頂きました。

また同時にボッシュ アコンサービスもさせて頂きましたが、エアコンガスが規定値よりも多く入っていました!実はこれとてもマイナス要因でして効きも悪くなりますし、システムにとっても良い事ではありませんので今回やらせて頂いて本当に良かったです!結果!効きが前より良くなってます!と喜んで頂けました!

お帰りは浜松観光にも行かれるそうで、どうぞお楽しみ下さいね!

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Posted at 0201/05/07 14:57:58コメント(0)

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