ガルフストリーム BMWブログ

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BMW アルピナ E46 B3Sの記事一覧

BMW アルピナ E46 B3S いよいよバルブばらしです!

バルブスプリングコンプレッサーを使いいよいよバルブをバラして参ります。

バルブスプリングを縮め最上部のコッタを取りバルブを引き抜きます。

これを24箇所行うのは結構な労力と時間を要します。

バルブを外しますとこの様にバルブの通り道が見えますが

最上部に見える黒い物体がバルブステムシールです。

その材質はゴム状でして経年と共に硬貨してしまい弾力性が無くなり

丸でプラスチックの様になってしまいます。

そうしますとオイルが遮断出来無くなり、漏れたオイルが燃焼室に混入してしまいます。

これが所謂オイル下がりでして、酷くなるとマフラーから白煙を吹く様になってしまいます。

ですのでこのオイルシールを交換する事はとても重要です。

外されたバルブですが上に並んでいるのがエキゾーストバルブ

下に並んでいるのがインテークバルブです。

普通と言いますか、街乗り中心のお車ではインテークバルブにはテンコ盛りのカーボンが着いていて当たり前です。

ハイ丸で富士山の様にカーボンがベッタリと盛り上がっているのが普通です。

ところがこちらのバルブは、とっても綺麗でしてほぼカーボンが見られません。

これは本当に良い使い方をされている証拠ですね!

適度に高回転まで回されているお車では、こんな良い状態が保てるんですね!

昔自分のM3をばらした時もバルブが光っていました。

また真っ黒状態の4本のエキゾーストバルブは、圧縮漏れしていた1.2番の物です。

正常な燃焼をしているエキゾーストバルブは白っぽい茶色にカーボンが焼けて硬い塊りとなり付着しています。

外したバルブはボール盤に挟み込み、サンドペーパーで磨いていきます。

これを24本やるのも結構大変なんです。

特にエキゾーストバルブのカーボンは硬くて取るのに時間が掛かります。

そしてピカピカに磨かれたバルブ達です。

まさに輝きを取り戻し美しい限りです。

これだけでも性能が復活且つ向上される事が御理解頂けると思います。

オーナー様!見て頂いてますか~?

自分のお車の内部パーツ見られて如何ですか~?

時間は掛かりますがウキウキ気分でお待ち下さいね~!

 

 

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Posted at 2021/03/21 18:45:58コメント(0)

BMW アルピナ E46 B3S 進行状況

ピストン上部清掃も大分進んで参りました。

それが終了しましたら今度はバルブを外していきます。

バルブを外すのにはバルブスプリングコンプレッサーといった工具を使うのですが

一人で行うにはヘッド自体がとても不安定となりますので

木製スタンドを今回は作りました。

これなら一人でも安心して出来ますね!

ホントメカニック専務は何屋か?よく分かりませんね?

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Posted at 2021/03/19 19:27:27コメント(0)

BMW アルピナ E46 B3S 洗うべし 洗うべし!

ヘッドOH、エンジンOH そのいずれも1番重要なのは清掃です。

部品は交換すれば良しですが、1番大切&肝心なのはカーボン除去です。

ピストン上部をご覧下さい。

当たり前ですが、もう真っ黒状態です。

これらをカーボン除去剤を使って磨いていきます。

もちろん燃焼室も除去剤にて清掃致します。

そして今後はバルブを外しバルブ本体も磨いていきます。

ただこの除去剤ですが手がヒリヒリになるのが厄介なんですね~

でもそんな事言ってられませんので、ひたすら洗うべし!なんです!

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Posted at 2021/03/14 18:29:45コメント(0)

BMW アルピナ E46 B3S ヘッド降りました!

昨日に引き続きアルピナB3Sの作業を進めております。

カムシャフトも外れました。元通りに組む為、番号を記入します。

他の外したパーツも分かり易く管理します。

しかし1点問題が起きました。

普通はタペットはむき出しで簡単に磁石で取れるのですが

このエンジンはカムシャフトケースの下にタペットが存在しますので

タペットがバラバラにならない様にと、今後の組み易さを考え特殊工具を作りました。

 

ハイ得意の木工です。

その木に貼られているのは磁石でして

廃棄するオートマオイルパンに装備されている磁石を使いました。

まさに廃材活用で素晴らしいメカニック専務のアイデアですね~

見た時思わず笑っちゃいました!

 

こんな感じで無事タペットが外されました。

 

そして問題のヘッドガスケットが現れました。

 

以前のブログにも載せた写真ですが

上2つの写真が1.2番シリンダーの圧縮数値でして

3番目の写真がその他の正常なシリンダーの数値となります。

 

遂に圧縮漏れの原因が分かりました!

まさに1.2番シリンダー部のヘッドガスケットが割れていました!

メタルガスケットなのに割れていました!

 

これでは圧縮が漏れるはずです。

もっと他に大掛かりなトラブルがあって再生不可能なんて事もあり得ると

内心開けてみるまではドキドキものでしたが、やっとこれで安心出来ました。

 

大手さんでは開けてもいないのにシリンダーに傷が有るって言われてたそうですが

丸でそんな事は無く、まさにヘッドOHで済みそうです。

 

また笑ってはいけないのですがエンジンマウントが恐ろしく潰れています。

今回こちらも交換予定に入っていますので大丈夫です!

それでは順次進めて参りま~す!

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Posted at 2021/03/12 19:03:13コメント(0)

BMW アルピナ E46 B3S 作業リスタート

数々の車検整備も何とか目途が立ちましたので

やっとリスタートが切れました!

お客様からも度々進行状況を聞かれますので

正直かなりのプレッシャーを感じている次第です。

 

当社は創業29年目となりますが、何故か毎年の様に1~2月が忙しいのです。

ところが今年は今までに無いくらいの車検整備やメンテナンスメニューを承りまして

まさにビックリ仰天な日々でした。

 

今回のアルピナ整備はとても片手間でやれる様な内容ではありませんので

まさに今から集中してやって参ります。

ですのでお客様!プレッシャーは少なめにお願い致します。

良い結果を出す様に頑張っていきますので!

 

 

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Posted at 2021/03/11 19:09:27コメント(0)

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