ガルフストリーム BMWブログ

カテゴリーカテゴリー

月別記事一覧月別記事一覧

2025年9月
« 8月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

トラブルシューティングの記事一覧

BMW E83 X3 メンテナンス&チューニング 群馬県のお客様!

本日は群馬県より BMW E83 X3 のお客様がメンテナンス&チューニングの為、お越し下さいました。

一番最初のお問い合わせでは ATF交換のみだったのですが、大手さんんで指摘された点も全て当社にお任せ頂く事となりました。

そして一番最初に取り組みましたのは、オイルエレメントハウジング交換です、

手前の黒いキャップはパワステオイルでして、その奥の黒いキャップの下にエンジンオイルエレメント(フィルター)が収納されています。

パワステオイルタンクを避け、オルタネーターを外しますとオイルエレメントハウジングが見えてきます。

オイルエレメントハウジング パッキンが劣化しますと、この様に大量のオイルが漏れて来ますので厄介ですね!

オイルエレメントハウジングが外れました。

本来交換しますのは2番目の写真のゴムパッキンなのですが!

ハイ過去の経験の中、このパッキン交換だけでは治らなかった事が有りました。

構造上決して難しい作業ではありませんので、交換にミスがあった事は考えられませんでした。

ですので再度パッキンを新品にして試みましたが、またしても漏れました。

その訳は? 経年劣化や熱によりハウジング自体が歪んでいました。

こんなに大きなパーツですが、お値段何と 28000円なんです。

ですから過去もお客様に価格をお伝えしますと、そんな値段ならもう交換して下さいの了解を得まして試みましたところ一発解決でした。

何かこの価格設定はメーカーでも解っているじゃないの?と思える様な値段なんですよね!

そして新品のオイルエレメントハウジングが組み込まれました。

いや~美しいですね~!

何か車が新しくなった様に見えてしまいます。

やはり男は綺麗なアルミ地肌を見ますと何故か.興奮しますよね!

ゾクゾクってしませんか?

お客様にも見て頂きましたが、オ~ッと小さな声で吠えられていました。

その仕草はまさに少年の様でしたね!

そしてお次は、プラグ交換です。

今回1泊2日でお越し頂いていまして、内容てんこ盛りなのですが今後のエンジンチューニングの為

スパークプラグも見直しさせて頂きました。

ガソリンエンジンに置いてプラグは、ちゃんとしていませんとチューニングの意味が無くなってしまいますので、とても重要です。

エアクリーナーもエンジンチューニングに関わる大切なパーツですので、あらかじめ御用意させて頂いておりました。

そして案の定外してみますと、見て頂いた通り終わっていました。

お客様にも見て頂きましたが、用意させて頂いた事にとても喜んで下さいました。

実はこちらのお客様は、今年このX3を買われたばかりだそうです。

初めての BMW 6気筒 3000ccエンジン 胸踊らせて買われたそうですが思いの他走らない!気持ちが良く無い!そのくせ燃費も良く無い!

と悩まれていらっしゃったそうで、大手さんにも相談されたとの事ですが今一ピンとこず(点検のみされたそうです)ネット検索されて当社にお問い合わせ下さいました。

最初は大手ではやらないATF交換で少しは走りが気持ち良くなるのかな?とお考えになり当社に興味を持って頂いたそうですが、何回かお電話でお話させて頂く中。

お気持ちを全てぶつけて下さいましたので、一生懸命御説明し本日に至りました。

明日も濃い内容にて行わせて頂きますので、本日は温泉でごゆっくりとお過ごし下さいね!

それでは明日のお帰りをお楽しみにしていて下さいね!

 

 

 

4 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/10/05 17:05:16コメント(0)

BMW F10 523 電気トラブル シューティング

突然のトラブルにてご連絡頂きましてお越し頂きました。

BMW F10 523のお車ですが入庫時の症状は?

メーター及びアイドライブモニターにチェックランプ点灯。
 
DSC、ABS異常、エアバック、安全装置異常などでしたが何とか走行は可能でした。
 
走行時ではスピードメーターが動かない、
 
パワステが異常でステアリングが重い。
 
ワイパーが突然作動し止められない。
 
ブレーキランプが点灯し無いなどでして、これでは公道を安全に走行出来ません。
 
BMW専用テスターにて診断&エラーチェックをします。
 
DSCユニットが認識できずDSCユニットからの信号が無く通信できない状況。
 
エラーコードが約110個ほどで消去しても消えない、
 
バッテリーの交換履歴が無くバッテリ単体でのテストも余り良い状態ではない。
 
上記の状態から実際の修理作業を進めます。
 
まずは最近のお車では最も重要なバッテリーを交換しテスターで交換した事を、ユニットに登録をします。
 
バッテリーが正常な状況で再度テスター診断し、エラー削除を行うと約80個ほどのエラーとなりましたが、まだどのエラーが重大なエラーか判断が出来ない状況です。
 
次は通信できないDSCユニットの電源(+)とアースを配線図より把握しチェックします。
 
DSCユニットには47本の配線が入力されています。
 
電源(+)は3系統、アースは2系統、セントラルエレクトロニクス(ヒューズボックス)からの電源線1系統に電源(+)が来ていません、
 
ヒューズを確認しましたが切れていました。
 
そして電源(+)が生きていません。
 
内部破損があります。
 
ヒューズボックスは一体式の構造なので分解が不可能ですからヒューズボックス本体を交換しました。
 
ヒューズボックス交換後、電源(+)側は正常になりましたが配線に何らかの短絡があります。
 
しかしDSCユニットまでの配線事態には短絡が無い事が確認できました。
 
では何故ヒューズが切れる?
 
ヒューズボックス後部の配線を確認しましたら他のユニットへの電源供給が確認できましたので他のユニットが何なのか、配線図で確認し短絡箇所を探っていきます。
 
すると運転席ドアフラップエレクトロニクス(ドアノブ)の回路での短絡が確認できましたので短絡場所を削除しヒューズボックスの電源(+)を確認すると正常となりましたのでDSCユニットを接続しテスター診断します。
 
結果、DSCユニットがテスターで認識でき接続が確認出来ましたがエラーが2個存在しました。
 
テスターでテストプランを実行し不具合を確認します。
 
走行テストを行い各センサーから信号を確認しテストプランを進めていきます。
 
するとパルスセンサーからの信号も正常になりスピードメーターが表示されるようになりメーターのチェックランプも消えました。
 
そこで再度テスター診断を行いエラーを消去しましたら全て消えました。
 
そして元通りの正常な状況となりました。
 
今回の多くのエラー発生は運転席側のドアフラップ エレクトロニクスでした。
 
ドア取っ手の作動センサーの破損によりヒューズボックスのヒューズ及びボックスの内部回路を故障させた事が要因でした。
 
要はDSCユニットへの電源供給を遮断された事によりDSCユニットが機能せず、他のユニットとの交信が出来無くなり多くのエラーを引き起こしたと推測できます。
 
お車には多くのヒューズが存在しますが、まさにヒューズがあったからこそ高額なDSCユニットを壊さずにすみました。
 
そして今現在の状況です。
 
ドアハンドルの配線を外し、お車は正常に走れていますので、ひとまず納車させて頂く事となりました。
 
何故ならドアハンドル自体の塗装は国内でやってはいけない為、ボディカラーを指定し本国オーダーとなったからです。
 
ハンドルを塗装する際にセンサーに支障が起きてはいけない為、本国での塗装となるそうです。
 
今回もまさに厄介なトラブルとなってしまいましたが、そこはボッシュの力も絶大でした。
 
まさに大量の資料を送って頂き本当に助かりました。
 
BMW専用テスター&ボッシュ サポートセンサー&メカニックの執念の賜物でした。
 
26 いいね!

この記事が気に入ったら「いいね!」を押してね

Posted at 2019/09/05 16:04:11コメント(0)

アクセス記事ランキング