ガルフストリーム BMWブログ

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オレンジウルフ ECDキットの記事一覧

BMW E92 335 お客様の声! BMW E92 335i にオレンジウルフ キットを取り付けてもらい早半年。

BMW E92 335i にオレンジウルフ サスペンションを取り付けてもらい早半年。

ようやくホイールの交換にまでたどり着きました。

すごいですね。軽量ホイールの効果。

いかに、純正ホイールが重たく、サスペンションの性能を犠牲にしていたかよくわかります。

ホイールが重たいと、凹凸部での入力に対して反力が大きくなりすぎて、フラットに戻る際に必ず揺り戻しが出る(タンと段差をこえるとすると、タン~ンと余計な動きが出る)。

現状の性能を100とすると、今となっては純正(重い)ホイールのときは60( ;∀;)。というほど、軽量ホイールで動きが良くなりました。

取り付け後の調整の際に、純正ホイールを鉄下駄と称して、セッティング苦労されていたのが思い起こされます。

その時、店内に展示されていた「ADVAN Racing RSII 19inch」を手に取って『全然このホールの方が軽いでしょ』と進めていただき装着に至りました。

セッティングは、どうしてもE90系は下の方(減衰最小)にするとバタつきが出てしまうので、(減衰最大15段中)5段戻し前後がフラットに乗れると感じました。

初期入力を抑えるため前は6段戻し、後ろはバタつきを抑えるため4段戻しにしてあります。

この辺りは、履いているホイールとの重さが関係してくるので、一番フラットな(ハンドルなどに振えが伝わらない)ポイントを見つけて調整すればいいと思います。

細かいことですが、ガソリンの量でも重さが変わり乗り心地がかわりますのでメーター半分のときに合わせました。

最近つけられた方も、前7、後5戻しとなっているのでこのあたりがベストかと。

友人曰く『乗ってて何の違和感も感じないないんだけど』。

一見ほめ言葉には感じにくいのですが、ネガティブな感じを全く受けないというのは、ある意味車としての本質を言い得ているのではないでしょうか。

それだけ、いい足回りになったと思います。

以下個人的感想(評価)です。

純正Mサス+純正Mホイール+純正ランフラット→(30)高速安定性抜群。吸い付くように駆け抜けます。反面、段差入力極大。タイヤが固くガンとなり、2、3人乗車でにらまれます。

純正Mサス+純正Mホイール+ラジアル→(20)タイヤが柔らくなったためか、反力が感じられ、高速ふらつき、段差揺り戻し。

オレンジウルフサス+純正Mホイール+ラジアル→(60)全体的にフラットになるが、重いホイールからの反力は感じられる。

オレンジウルフサス+軽量ホイール+ラジアル→(100)違和感なし。高速安定性抜群。段差入力極小。

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Posted at 2014/07/02 16:58:32コメント(0)

オレンジウルフ ECDキット セッティングのお話

ダンパー開発に最も重要なのは、フリクションが少なく剛性が高く、精度が高い素性の良いダンパーを用いることです。

もともとフリクションが発生しているようなダンパーを開発しても当然良い結果は出ませんから。

オレンジウルフのオリジナルサスペンションは元々フリクションが少なく最適なモデルでした。

そのため開発もスムーズに進めることができました。

ところが市販品でフリクションの問題にまで行き届いた製品は実はあるようであまりないんです。

また市販品モデルでは減衰の波形を基本的にクルマのジオメトリーに合わせているだけの製品がほとんどです。

ところが僕は、あくまでも一般の方が色々な条件で使用する事、様々なドライビングをすることを考えた上で誰もが乗りやすい仕上がりになるように減衰力波形を決めていきます。

市販品状態でもドライバーがプロフェッショナルの場合には乗りこなしてしまうのですが、一般の方が乗った時に曲がらない、不安定などの現象になりがちだからです。

さらにストリートでの快適性も考えますと凸凹を通過する時に強い衝撃を受ける場合、減衰力が弱い事とバンプラバーのセッティングが出来ていないことが殆どですので、車とタイヤの剛性に合わせた減衰特性に出来るかがポイントになります。

タイヤは縦にストロークする、ダンパーもストロークする。

この時バラバラのストロークでは違和感のある乗り心地になりますので、そこをうまくセッティングしました。

しかし全ての路面から伝わる衝撃をなくすことは不可能ですし、タイヤもいろんなタイヤを履くことも想定していますので、減衰40段調整で合わせることが出来る様に全域で調整できるダンパーの減衰特性に致しました。

また減衰力を高めていくお話について、逆になぜ乗り心地が悪くならないのですか?

という質問に対し、このような回答を頂きました。

「基本的にスプリングは動き出せばずっと動いてますから、これにより段差での衝撃は多く感じません。

ところが、このスプリングの動きを抑制しているのはダンパーです。

もしこのダンパーがスプリングの揺れを抑える働きをしている中、極端な話ダンパーが止まるような動き(フリクション)をしたら、そこには大きな衝撃が発生します。

そのため減衰が強い=乗り心地が悪化するのではなく、あくまでもフリクションの問題なんです。」

との明確なお答えを頂きました。

皆様何かのご参考にして頂ければです。

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Posted at 0201/11/28 17:16:16コメント(0)

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