ORANGE WOLF 900M
900Mは高密度成型とし、高温下でも摩擦材の状態をしっかりとしたものとし、適度に潤滑材を配合させることにより、カッチリとしたペダルタッチと踏力に応じた効きを発揮できるように設計させてあります。ゆえにサーキットでは非常にコントローラブルなパッドで、フロント荷重の調整が行い易い特性とさせてあります。
この潤滑材はもちろんストリートでの低温下でも十分な効能を発揮し、ローター摩耗の抑制を図り、日常使用での快適性を可能な限り確保するよう工夫をこらしてあります。
基本的なところは同じように抑えながら、新しい900Mの特徴として
・800と同じくセミメタリック系
・プレス圧力のアップ。より高密度化、高強度
・潤滑材の見直し(配合量を見直し、一部別材質に変更。高温での付着物対策)
・スチール材の見直し(より高強度、耐熱性の高いものに)
これにより一般道での鳴きやローター攻撃性、ダストなど快適性を最低限確保しながら、サーキットでの耐フェード性、安定性を引き上げました。
少し犠牲になった点が耐摩耗性でしょうか旧900の90~95%程度のライフになっています。
しかし世間一般から考えると問題になるほどの程度ではないと思います。