メンテナンス~ブレーキメンテナンス
地味でも効果抜群のブレーキメンテナンス。ブレーキキャリパー内のオイルシールの交換です。
これ、地味ですが効きます!
ここまで変磨耗してしまうこともあります
このパッドを見てください!なんという減り方でしょう!
ここまで極端な減り方も見たことがありません。これではブレーキもまともに効くわけがありません。
ではなぜこのような状態になってしまったのかここでご説明させていただきます。
ちなみに新品パットの状態
オレンジの部分が金属バックプレート。黒い部分がブレーキパッドです。
これが新品の状態です。上の写真と比較していただければ一目瞭然だと思います。
原因はブレーキキャリパー内のオイルシールの硬化です
写真は左からブレーキキャリパー、オイルシール2点、ブレーキピストンとなります。細いゴム製品がキャリパー内に存在し右側のオイルシールがピストンのダストブーツとなります。
外された2点のオイルシールは、経年劣化により柔軟性を失い、非常に硬い状態となっております。ゆえに、ブレーキピストンの正確な動きをさまたげる抵抗となり、ブレーキパッドを真っ直ぐではなく斜めの状態で押し付けるようになってしまうので、上記のようなパッドの変磨耗を引き起こしてしまうのです。